自然と生きていく知恵がつまった循環型農法
自然の理にかなった椎葉の焼畑
伝統的農法である椎葉の焼畑は、小規模な範囲で森林を伐採し、火入れをして
- 1年目はソバ
- 2年目ヒエ・アワ
- 3年目小豆
- 4年目は大豆
を栽培した後、20年〜30年程度の休閑期間を設けて森林に戻し、地力が回復した後、再び焼畑を行う循環的な農法です。
椎葉の焼畑は、水を育み、多様な動植物の生命を育む豊かな森林作りにもつながっています。
(高千穂郷・椎葉山地域は世界農業遺産認定されています)
森を活かし、生かされる
椎葉の森づくり
現役の椎葉の焼畑継承者は焼畑をした後、実のなる木を植えて、動物達の食べ物にもなるように配慮したところ、動物が田畑を荒らさなくなったそうです。
現在、自然林の中のブナの芽が動物に食べられてブナの若木が育たなくなっているそうです。人間がやり過ぎてバランスを崩してしまったことが回りまわって自然林にも影響を及ぼしているようです。
椎葉には昔から森に根ざした暮らしがありました。
現在、条件が悪くて放って置かれている所に木を植えて森に還せないか?人間が荒らしてしまった森を本来の森に返そうと、焼畑をして、様々な植物を復活させて、木を植え、森に還し、様々な生き物のいる、人間もその中にいて、森の恵みをいただいて、森を活用しながら暮らすことから学ぶことも多いと思います。
生き物との共生も考える
水源の森オーナー募集
森の大切さを知り、広葉樹等の植樹をして、水源涵養にもつながる生態系の豊かな森が増えていったらいいなと思います。
参加型で植樹をしてもらい、年会費をいただいて苗木管理に使い、度々訪問して、成長の過程をみたり、手入れをしたり、植物の活用方法も学んでもらえればいいなと思います。
森になるそれぞれの段階で、生えてくる植物が違い、それらは、衣食住、様々に暮らしの中で役立ってくれます。
その植物の活用法を知り、植物の豊かさ、恵みの素晴らしさを知り、森と共に生きることの良さを知るために、森づくりに関わっていただける方を募集します!